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- 尊い命
- 人が亡くなった時、マスメディアが慣用的に使う情緒表現。
- 死語判定:陳腐語
- 使用時期:
- 言い換え:
- 同和
- 部落差別問題を言い換える言葉として「同和」が使われるようになったが、これも差別語と化している。
- 死語判定:差別語 「同和」単体での使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:同和問題、同和地区、など
- 土方
- 建築、土木の現場で働く作業員。
- 肉体労働者を差別する蔑称となった。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:建設作業員、土木作業員、現場労働者、ブルーカラー、など
- 特異日
- とある気象現象が起こりやすいとされる日。台風の210日や晴れの10月10日、11月3日などが有名。
- ただし統計的には単なる群発生による偶然・俗信とし、気象庁では2006年以降は公式に使わなくなった。
- 徐々に衰退する可能性が高い。
- 死語判定:駆逐後
- 使用時期:〜2006年
- 言い換え:なし
- 特殊学級
- 知的障害や身体的な障害などの理由で、他の子供たちと一緒に授業が受けづらい子供を集めた学級。
- 戦前は学校が個別に用意していたが、1947年から法的に位置づけられる。
- 1970年代以降、言葉狩りで一部の自治体が名称を養護学級へ変える。
- 2007年4月以降は法的には特別支援学級と名前を変えた。
- 死語判定:差別語/駆逐語 使用禁止
- 使用時期:1890年〜2007年
- 言い換え:養護学級、特別支援学級、など
- 特殊部落
- 平安時代以降の賎民差別を正すため、明治時代に「新平民」「特殊部落」と位置づけられる。
- ここから「部落」という言葉が差別語になり、問題のない部落まで被差別扱いされるに至った。
- 言葉狩りで「部落」という単語が禁じられ、旧特殊部落は「同和地区」と呼び改められたが、今度は「同和」が差別語として使われている。
- 死語判定:差別語/駆逐語 使用禁止
- 使用時期:1902年〜1960年代
- 言い換え:同和地区、など
- 土工
- 土木作業員の古い言い方。
- 差別語として言い換えられたという説明があるが、そのような事実があったのか疑問。
- 死語判定:絶滅語
- 使用期間:
- 言い換え:土木作業員、など
- 床屋
- 散髪をする職業。
- 差別語として使われた事実はないが、差別語として禁じられている。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:理髪店、理容師、など
- 土左衛門
- 水死体のこと。
- 享保年間に活躍した力士──成瀬川土左衛門の色白で太っていた様子が水死体みたいに見えたところから。
- 放送禁止用語の用例の中に、好ましくないものとして挙げられている。
- 死語判定:老人語 使用制限
- 使用時期:江戸享保〜昭和時代
- 言い換え:水死体、溺死体、など
- 屠殺
- 家畜を殺すこと。
- 差別語という説明が多いが、どうやらそのような事実はないらしい。
- むしろ動物愛護団体が、オブラートに包んだ言い方を求めたのではないだろうか。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:食肉解体、など
- 屠殺場
- 家畜を殺して精肉処理をする場所。
- 差別語という説明が多いが、どうやらそのような事実はないらしい。
- むしろ動物愛護団体が、オブラートに包んだ言い方を求めたのではないだろうか。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:食肉処理場、など
- 屠殺人
- 家畜を殺して精肉処理をする作業員。
- 明治時代には肉食になれていなかったために労働力が集まらなかったが、大正時代以降はそのようなことはないらしい。
- 宗教的に忌み嫌われたという説明もあるが、そのような事実もないらしい。
- これも動物愛護団体が、オブラートに包んだ言い方を求めたのではないだろうか。
- なお、死刑執行人という意味では使うべきではない。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:食肉解体作業員、など
- どさん子・どさん娘
- ラーメン・チェーン店の商標。現在も商標争いが続いている。
- 北海道出身を意味する「どさんこ」を使う場合は、「道産子」と明記すること。
- 死語判定:商標語 用法注意
- 使用時期:
- 言い換え:道産子
- 土人
- 元々、その土地に住んでいた人の蔑称。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:現地人、先住民、など
- とっくり(セーター)
- 首回りが折りたたむ必要があるほどハイネックになった部分こと。
- 死語判定:絶滅語
- 使用期間:昭和
- 言い換え:タートルネック
- 土百姓・呑百姓
- 百姓の頭に強調の「ど」を付けた言い方。更に強めて「どん百姓」とも言う。
- 百姓を卑しめて言う蔑称。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:農家、農民、など
- 共稼ぎ
- 夫婦が共に働きに出ていること。
- 「稼ぐ」が低俗語として言い換えを求められる関係で、この言い方も変えるように推奨されている。
- 死語判定:低俗語 言い換え推奨
- 使用時期:
- 言い換え:共働き
- ドブ
- 下水道が整備される前、細い路地の脇に掘られた生活排水用の溝。夏場は腐敗して臭いがひどかった。
- 漢字で「溝」と書くが、現在ではこれをルビなしで「どぶ」と読む人はほぼいない。
- 死語判定:老人語
- 使用時期:昭和
- 言い換え:側溝
- ドブ板
- (1) ドブを覆う板。木製が多いが、コンクリートや鉄板などもある。
- (2) ドブは細い路地に作られるため、「細い路地まで」「1軒1軒」「地道に」という意味で使われる。ドブ板選挙、ドブ板営業など。
- 死語判定:老人語
- 使用時期:昭和
- 言い換え:(1)側溝の蓋、(2)戸別、戸別訪問、など
- 吃り
- 言葉をすらすらと言えないこと。言葉をつっかえたり、音を反復すること。または、よくそうなる人。
- 差別語として言い換えが求められているが、言い換え例の方が差別的に思える。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:発音障害、言語障害
- 吃る
- 言葉をすらすらと言えないこと。言葉をつっかえたり、音を反復すること。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:言葉がもつれる、呂律が回らない、など
- ドヤ街
- 簡易宿泊所の多い繁華街のこと。宿街を倒置した呼び方。
- 死語判定:老人語
- 使用時期:昭和時代
- 言い換え:ホテル街、など
- どや顔
- 成功した時の「どうだ」という優越感を含んだ表情。
- 死語判定:陳腐語
- 使用時期:2006年〜2013年
- 言い換え:得意顔、得意面、得意満面、など
- トリビア
- 英語では「くだらないこと」「瑣末なこと」の意味だが、日本ではちょっとした雑学や無用な豆知識の意味で使われた。
- 死語判定:化石語
- 使用時期:2002年〜2006年頃
- 言い換え:雑学、ムダ知識、など
- トレーナー(服)
- 吸水性の良い生地を使った運動服。トレーナーは和製語。
- 死語判定:絶滅語
- 使用期間:1970年代〜1990年代
- 言い換え:スウェット
- トレンディ
- 流行を追うという意味だが、「今流行っている」「人気がある」という意味で使われた。
- 1990年頃からは人気ドラマを「トレンディドラマ」という和製語で普及したが、2000年を超えた頃から急速に使われなくなった。
- 死語判定:陳腐語
- 使用時期:1980年代末〜2000年頃
- 言い換え:人気がある、流行ってる、売れてる、など
- トロール(ネット)
- 電子掲示板やブログで釣りや荒らし行為をする迷惑な人のこと。
- 英語圏で釣り行為(Trolling)からインターネット・トロール(Internet-Troll)と呼ばれたのが始まり。
- そこからインターネット上で迷惑な書き込みをする厄介者全般を示すようになった。
- 死語判定:要経過観察語
- 使用時期:2012年頃〜
- 言い換え:
- どろん
- その場から突然消えること。ないし姿をくらますこと。
- 歌舞伎で幽霊が消える時の効果音からきている。
- 1980年代には教室から消えるという意味で、授業をサボる意味でも使われた。
- 死語判定:瀕死状態
- 使用期間:江戸時代〜
- 言い換え:逃げる、姿をくらます
- とんずら
- 元は遁走、敗走の意味で、あまりカッコの良い逃げ方ではない。
- @これが転じて、悪いことをして逃げる意味として使われる俗語になった。
- A1980年代には授業や集まりを途中で抜け出す意味でも使われた。
- 死語判定:@A共に瀕死状態
- 使用期間:@昭和時代〜
- A1980年頃〜
- 言い換え:逃げる、抜け出す