▲TOP

スイーツ
 コース料理の最後に出てくる、甘いケーキなどの洋菓子のこと。フルーツやチーズ、ヨーグルトなどは含まない。
 2007年の流行語大賞に選ばれたが、2009年からネットスラングで使う女性を小バカにする「スイーツ(笑)」という表現が使われ始めたこともあり、翌2010年からは急速に使用が衰退ぎみになっている。
死語判定:陳腐語
使用時期:2007年〜2013年?
言い換え:デザート
スキンシップ
 握手や抱き合うなど、直接相手と触れて親密さを深め合う行為。
 和製語ではなく1953年にWHOで英語ネイティブによって作られた言葉だが、今では日本と韓国でしか使わなくなっている。
 英語では死語と化して、代わりにタッチングが使われている。
 一時期より使用頻度は落ちたせいで死語と思ってる人もいるが、実際は完全に一般語化している。
死語判定:日常語
使用時期:1953年〜
言い換え:タッチング触れ合い
ズック(靴)
 ズック(固い麻)製の靴のこと。一般にゴム底で靴ヒモやマジックテープなどは用いない。
 それが一時期、運動靴全般の呼び方として広まった。
 現在は運動靴はスニーカーやシューズと呼び改めているが、元々のズック靴は今もズックで通っている。
 ただし、多くの人は学校指定の上履きとしてだけ接しているため、あの上履きがズック靴であると知らないまま死語と思っている。
死語判定:限定語 ズック靴そのものは健在運動靴の呼び方としては死語
使用時期:1940年代後半〜1980年頃
言い換え:スニーカーシューズ上履き、など
ステマ
 宣伝とバレないように口コミなどを装う広告手法──ステルス・マーケティングの略。
 2005年に社会問題化し、2008年にイギリスで、日本でも2011年に規制法が生まれるが、従来からある軽犯罪法でも十分に違法性がある。
死語判定:定着しつつある
使用時期:2005年〜
言い換え:やらせ広告さくら(おとり)プロパガンダ、など
スパゲティ(食品)
 ピザと並ぶイタリア料理の1つ。イタリア風麺料理の固有名詞。
 気取って「パスタ」と言っている人たちがいるが、食材である「パスタ」は麺やマカロニなど小麦製品のことで固有のメニューは意味しない。
死語判定:日常語
使用時期:
言い換え:
スパゲティ(状態)
 状態が複雑に入り組んでいて、なかなか解決できない状態をあらわす俗語。
 1980年代にコンピューター用語として他人が読めないような下手なプログラムを意味するスパゲティ・コードとして使われ始めた。
 政治経済用語でも複雑な国際関係や経済状況をスパゲティ・ボールと呼ぶことがある。
死語判定:普及語 今後も専門的に使われる可能性が大きい
使用時期:1980年代〜
言い換え:混乱複雑意味不明、など
スパッツ
 太ももまでの丈のあるタイツ。本来は下着だが、一時期は学校指定の女子用運動着として広まりつつあった。
 本来のスパッツは足首を覆うもので、ファッション業界が使い間違えた和製表現のひとつ。そのため現在は正しい「レギンス」に言い換えている。
死語判定:駆逐語 衰退確実
使用時期:1980年代後半〜2008年
言い換え:レギンス
ずべ(こう)
 素行の悪い少女の蔑称(べっしょう)
死語判定:低俗語 使用禁止
使用時期:戦後〜1980年頃
言い換え:不良少女、など
(すべ)り止め(受験)
 浪人しないように、合格確実な学校を抑えに受けておくこと。
 放送禁止用語として有名な部類だが、現在も普通に使われ続けている。
死語判定:禁止語 使用禁止
使用時期:
言い換え:併願校安全校、など
ズボン
 下半身に着用する、片足ずつ2本の筒型に分かれた服。フランス語の「ジュポン」が由来。
 ファッション業界がオシャレ英語として「スラックス」などと言い換えたため、急速に死語化している。
 更に「スラックス」も、今では「パンツ」と言い換えている。
死語判定:中年語 平成10年以降の生まれには通じない
使用時期:明治時代〜1980年代
言い換え:パンツ
ずらかる
逃げること。俗語として生まれ、死語として消えてもすぐに復活を繰り返している。時代と共に若干、意味が変わる。
@負けて逃げ出すこと。あまり格好の良い状態ではない。
A悪いことをした人が、捕まる前に逃げること。@と違いカッコよく逃げるイメージがある。
B「とんずら」から派生した若者言葉。授業や集まりを途中で抜け出す意味で使われた。
死語判定:@化石語A変幻語B中年語
使用時期:@明治時代
     A昭和時代〜
     B1980年代〜平成初期
言い換え:逃げる、Bサボる
スラックス
 下半身に着用する、片足ずつ2本の筒型に分かれた服。本来はダブダブした袋状のもので、パンツより(なが)(ばかま)が近い。
 ファッション業界がオシャレ英語として「ズボン」に代わる用語として使い始めたが、間違いと気づいたのか現在は「パンツ」と言い換えている。
死語判定:中年語 若者世代にも通じるが衰退確実
使用時期:1970年代〜平成初期
言い換え:パンツ
スリーピース
 ジャケット、パンツ、ベストの3点が同じ生地でできている紳士用スーツ。
 ファッション業界がオシャレ英語として「三つ揃い」に代わる用語として使い始めたが、バブル崩壊で需要が急落。ファッション自体が消えつつある。
 言葉として古い「三つ揃い」よりも通じない。
死語判定:瀕死語
使用時期:1990年代
言い換え:ベスト付きスーツ