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- オートバイ
- 自動二輪車。オートバイクを略した呼び方。1923年に創刊した雑誌が作った造語が普及した。
- 現在は「バイク」という呼び方に押されて使われなくなった。だが、日本以外の国ではバイクは自転車の意味なので、直される可能性がある。
- 死語判定:老人語
- 使用時期:1923年〜
- 言い換え:バイク
- おかし(災害避難)
- 学校の避難訓練で教えられる標語。「おかしの法則」のフレーズで習っていることも多い。
- 「押さない」「駆けない」「しゃべらない」の頭文字。もう一つ「戻らない」を加えて「おかしも」で教わった世代や自治体もある。
- 現在は「駆けない」が「走らない」に変わり、「おはし」ないし「おはしも」になっている。
- 死語判定:中年語
- 使用時期:1990年代〜2000年代
- 言い換え:おはし、おはしも
- 沖仲仕
- 港で荷揚げ作業などをする人。
- 放送禁止用語に指定されているが、上げられた理由は言葉が古くて通じないから?
- 死語判定:絶滅語、禁止語
- 使用時期:
- 言い換え:港湾労働者、など
- 汚ギャル
- 不潔な女のこと。風呂に入らない、下着を何日も替えない、掃除ができないなど、含む意味は様々。
- 死語判定:瀕死語
- 使用時期:2002年〜2008年
- 言い換え:不潔女
- お口にチャック
- 「静かに」の言いまわし。1970年代に子ども向けに使われ始めた。
- 現在でも地域によっては学校や幼稚園・保育園で使っていて、言い方も「お口にチャック」「お口はチャック」「お口をチャック」「お口チャック」などの違いが出てきている。そのため今後は方言化していく可能性がある。
- 死語判定:中年語 方言化の傾向がある
- 使用時期:1970年代〜
- 言い換え:静かに
- おさんどん
- 毎日の食事の準備から後片づけまでのこと。1日3食なので「おさん」に、敬称「殿」を崩した「どん」を付けたもの。
- 家政婦の意味もあるが、動詞化した「おさんどんする」は3食自炊の意味にもなる。
- そこから子育てを除く炊事や掃除などの日用的な家庭内雑事全般の意味としても使われた。
- 死語判定:絶滅語
- 使用時期:
- 言い換え:家政婦、専業主婦、(完全)自炊、家事雑用、など
- 唖
- 身体的な障害で、うまく話せない人のこと。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:言語障害者
- 唖問答
- 議論が白熱し、互いに何を言ってるのかわからなくなった状態。
- 互いに罵倒し合ってるとか、相手の言葉を曲解して珍妙なレッテル張りの応酬になった状態。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:
- 言い換え:押し問答、など
- おしゃま
- @平気で人前を横切る猫の態度。ないし、猫のふてぶてしい態度。
- A少女が年齢に似合わない大人ぶった生意気な態度を振る舞うこと。
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- 死語判定:@駆逐語、A老人語
- 使用時期:@江戸時代、A明治時代〜昭和中期
- 言い換え:Aおませ、マセガキ、など
- オジン
- 若々しさを感じられない中年男性のこと。嘲笑の気持ちが含まれている。
- 考え方の古さを含んでいる。
- 死語判定:老人語
- 使用時期:
- 言い換え:爺臭い、おっさん、など
- 落人部落
- 合戦などに破れた一族が、山の奥などに隠れ住んでできた集落のこと。
- 落人そのものは差別語ではないが、部落が言葉狩りに合った流れで言い換えが求められている。
- 死語判定:歴史語 歴史上必要がある場合は使用可
- 使用時期:
- 言い換え:落人村、など
- 落ち零れ
- 勉強についていけないこと。または、勉強についていけない人。
- 謙譲表現であるため自分に対して使う分には問題ない。ただし他人には使ってはいけない。
- 死語判定:謙譲語 用法注意
- 使用時期:
- 言い換え:
- おっちょこちょい
- 慌てん坊やそそっかしい人のこと。
- ネットではこの単語が死語か気になる人は多いようだが、問題はなさそう。
- 死語判定:普及語 死語か気になる人が多いのは、どこか日常語に成り切れてないのだろう
- 使用時期:明治時代〜
- 言い換え:慌てん坊、そそっかしい、など
- 男の娘
- 男が女装するだけでなく、知らなければ女の子にしか見えない少年。
- ただしニューハーフ、性同一性障害、ホモのいずれかである場合は、この呼称は使わない。
- 死語判定:現役語 用法注意
- 使用時期:2000年頃〜
- 言い換え:女装男子、女装美少年、など
- おニュー
- 「買ったばかり」「おろし立て」など、新しいもののこと。
- 「お古」の対語として生まれた?
- 死語判定:中年語 平成生まれは使わない
- 使用時期:戦後〜1990年頃
- 言い換え:新品、おろし立て
- オバン
- 若々しさを感じられない中年女性のこと。嘲笑の気持ちが含まれている。
- 生活臭やファッションセンスの古さを含んでいる。
- 死語判定:老人語
- 使用時期:
- 言い換え:婆臭い、おばさん、など
- お前もな・オマエモナー
- お笑い芸人ジミー大西が、何か言われたら返す天然ボケフレーズの一つ。
- それを受けてかネット上で「お前も同類だろ」「おまえが言うな」「他人のことを言える立場か?」という意味で返す軽い言い方として使われる。
- 2ちゃん以降は「オマエモナー」という表記が多い。元ネタを知らないと、ケンカを売っているようにしか見えない。
- 死語判定:化石語
- 使用時期:1995年頃〜
- 言い換え:
- 表日本
- 明治時代以降、欧米との交易は太平洋側が中心となったため、こちらを表日本と呼ぶようになった。
- この表現自体は差別語ではないが、対語となる裏日本に差別的な意味が含まれるため、言い換えが推奨される。
- 死語判定:低俗語 言い換え推奨
- 使用時期:
- 言い換え:太平洋側、太平洋ベルト地帯、
- 親指族
- @パチンコに熱を入れてハマった人。
- A携帯電話で画面を見ずにメールが打てる人。
- Bスマホを片手で使える人。
- 死語判定:@絶滅語、A駆逐語、B現役語
- 使用時期:@1951年〜、A2000年〜2010年頃、B2010年以降
- 言い換え:
- オランダ
- 正しくはネーデルラント。その一部であるホーラントが訛ってオランダになった。
- 死語判定:用法によっては誤用になる
- 使用時期:
- 言い換え:ネーデルラント、など
- オレオレ詐欺
- 「オレだよ、オレ」と子どもや孫のふりをして高齢者などに電話し、だまして現金を架空の口座に振り込ませる詐欺。
- だますパターンは事故、盗難、会社の金の使い込み、サラ金など、さまざまなものがある。
- 犯人が電話を掛けてくる時の常套句から、マスコミが「オレオレ詐欺」と名づけられた。
- 警視庁が2013年5月12日に呼称を「母さん助けて詐欺」にしたが、定着しないまま消えた。
- 死語判定:駆逐語
- 使用時期:2003年〜2013年5月11日
- 言い換え:振り込め詐欺
- オワコン
- 「終わったコンテンツ」の略だが、むしろ「もう話題性がない」「飽きた」「もう要らない」「過去のもの」を意味する。
- 2009年に再アニメ化された「涼宮ハルヒの憂鬱」で「もう終わったコンテンツなのに」と評されたところが始まりとされる。
- 一部に文字通り「(シリーズ等が)完結した」の意味で使っている人がいるが、それは少数派。
- ただし、オワコン発言にはろくに調べず自分の意見を駄々漏れさせただけの思考停止が多いため、近いうちに死語化する可能性は高い。
- 死語判定:現役語 やや濫用ぎみなので、急に陳腐化する可能性がある
- 使用時期:2009年〜
- 言い換え:話題性がなくなった、飽きた、過去の人、など
- ♨(温泉マーク)
- すでに江戸時代に使われていた。
- 昭和50年代、湯気を3本の直線に直す動きがあったが定着しなかった。
- 死語判定:普及定着 ただし新マークは絶滅
- 使用時期:江戸時代〜
- 言い換え:
- 隠亡
- 墓守。のちに火葬や埋葬を任された人のこと。江戸時代以降は職業差別の呼び名になった。
- 死語判定:差別語 使用禁止
- 使用時期:平安時代〜
- 言い換え:火葬場の職員
- オンボロ
- 今にも壊れそうな古いもの。特に機械や建物に対して使う。
- 死語判定:老人語
- 使用時期:戦前〜
- 言い換え:ボロボロ、解体寸前
- オンリーワン
- 競争社会のアンチテーゼとして使われるようになった和製英語。
- 自然な振る舞いや個性に価値を置く「ナンバーワンよりオンリーワン」のフレーズが使われるようになった。
- だが、個性=差別化という発想からご当地キャラやB級グルメが乱立し、別の意味での競争を生む結果となっている。
- また便利な言いまわしから、すっかり陳腐化している。
- 死語判定:陳腐語
- 使用時期:1990年代〜
- 言い換え:強い個性、差別化、など